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「逃げ出した孫を追いかけ、トイレで再び首を絞めた…」几帳面だった祖母(78)が反抗期の9歳孫へ露わにした“殺意”とは《千葉・殺人未遂》

「逃げ出した孫を追いかけ、トイレで再び首を絞めた…」几帳面だった祖母(78)が反抗期の9歳孫へ露わにした“殺意”とは《千葉・殺人未遂》

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両親が離婚して母親不在…A君の面倒をみていたのは祖父母

 この近隣女性によると、高橋容疑者宅は、高橋容疑者と夫、息子でA君の父、孫のA君の3世代4人暮らしだという。A君の母親は数年前に離婚して家を出て行ったようだ。

「もう20年ほどの付き合いですが、伊都子さんはとにかくしっかりとした人なんです。ご高齢なのに、庭の手入れは行き届いているし、窓を拭いているのもよく見かけました。ご自宅に上がらせてもらったこともありますが、本当にきれいでね。きれい好きで几帳面な性格だと思います。畑もやっていて野菜を持ってきてくれたこともありましたね」

高橋容疑者が不在のためか、庭には落ちた桜の花びらが溜まっていた

 高橋容疑者とA君との関係についてはこう続けた。

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「お父さんは、夜勤などもある仕事のため、A君のお母さんが出て行った後の子育ては大変だったようです。実質的にはおじいちゃんとおばあちゃんが面倒をみていたんだと思います。A君がもっと小さかった頃なんかは、少し離れた駅まで電車を見せに連れて行ってあげていました。最近だって、伊都子さんとA君は一緒に買い物に行っていましたよ。息子さんが乗っている大きな車で、みんなで旅行にもよく行っているようでした。『家族旅行に行ってきた』と伊都子さんからお土産をもらったこともあります」

 近隣住民らは、怒鳴り声なども聞いたことはなく、よくいる穏やかな家族と口を揃える。しかし、高橋容疑者の犯行の様態は常軌を逸したものだった。

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