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《クラシアン訴訟トラブル》「男性役員からキスされたのにセクハラと認められず…」元従業員女性2人が明かす“卑劣なセクハラ”と“提訴に踏み切ったワケ”

《クラシアン訴訟トラブル》「男性役員からキスされたのにセクハラと認められず…」元従業員女性2人が明かす“卑劣なセクハラ”と“提訴に踏み切ったワケ”

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異様な雰囲気「男性役員が女性社員にボディタッチ」

「みんなワインなどを飲んでいて、参加者はだいぶ酔っ払っている様子でした。別の男性役員が女性社員にボディタッチをしていて、異様な雰囲気だったのを覚えています。場の雰囲気を壊さないように、私もお酒を飲んで会話に参加しました」

 偶然同じ店に居合わせたほかの部署の男性幹部らも忘年会に加わり、午後11時の閉店時間になっても宴は続いたという。店員に退店を促された一行は、カラオケ店をはしご。2時間ほどカラオケを楽しんだ後、退店するころにはすでに午前1時を回っていた。

「私はさすがにもう帰りたいと思っていました。でも、酔っ払っていた女性社員のことが気がかりだったのと、X氏に『来てくれないか。もう電車ないしタクシー代出すから』と言われたこともあり、次の店へ向かいました」

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 途中で2人が離脱し、5人となった一行が向かった先はガールズバーだった。そして、ここで事件は起きた。

 

X氏がA子さんの腰に手を回しグッと引き寄せて…

「バーカウンターなので私たちは横並びで座っていて、X氏は私の左隣にいました。X氏は酔っ払っていて寝てしまいそうな状態でした。私は店員に頼んでお水を用意してもらい、X氏を介抱していたんです」

 会話はなりたつものの、X氏はカウンターに突っ伏しそうな様子だったという。しかし突然、X氏が態度を変えた。

「X氏がすり寄ってきて私の腰に手を回し、グッと引き寄せました。そして唇にキスをしてきたんです。その時はびっくりして硬直してしまいました。その後も何度もキスをしようとしてきたので、X氏の顔を両手で押し返して制しました。なのでキスをされたのは最初の一度きりです。

 突然の行為に混乱してしまって、トイレへ駆け込みました。なんとか気持ちを落ち着かせようと思ったのですが、恐怖心や不安感で胸がザワザワして、気持ちを整理することはできませんでした。でもこのままだと不審に思われてしまうと考え席に戻って、会話に加わりました。

 隣にはX氏が変わらず座っていたので、何をされるか不安で仕方ありませんでした」

 A子さんはガールズバーでの出来事を涙ながらに振り返りながら、こう続けた。