モラハラ夫から逃れるため、希は小さな息子をつれて、新しい街に引っ越してきた。となりの一軒家に住んでいる主婦・千夏は何かと親切で、ふたりは親しくなっていく。しかし希は次第に、彼女の厳しすぎる「しつけ」に違和感を覚えるようになる。そしてある夜、子どもが泣き叫ぶ声が聞こえてきて――。
『赤い隣人~小さな泣き声が聞こえる』(野原広子 著、KADOKAWA)は、そんなシビアな隣人関係を描いたコミックエッセイ。ここでは本作を一部抜粋して紹介する。虐待を疑われた母親の「言い分」とは?(全2回の2回目/最初から読む)
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