不倫相手のDNAサンプルはどうやって入手したのか
その裁判の答弁書で、熊田側は〈肉体関係を持ったことはない〉と不貞疑惑をキッパリ否定。件の友人への電話については、〈原告が女性モデルと不貞行為を行っている疑いがあったことから、それを友人である第三者に相談していた時のものであり、被告曜子が不貞行為を行っていたことを前提とする会話ではない〉と、自分ではなく、A氏の不貞についての会話だったと主張するのである。
さらに「ウーマナイザー」から検出された精液のDNAと、B氏のDNAの同一性が確認されたとするA氏側の主張についても反論。不貞行為がないのだから、DNAの同一性が確認されることはあり得ないとし、A氏側にこう求めた。
〈DNA鑑定をするためには比較対照するためのサンプルが必要になるが、原告が行った鑑定に使用した被告B(原文は実名)のDNAサンプルは何であるか、またそれをいつ、どのように採取したか明らかにされたい〉
この疑問について、A氏が初めて語ったのが冒頭の言葉だ。A氏の説明は続く。
「BさんのDNAサンプルを入手するために、調査会社を雇いました。すると8月にBさんが奥さんと娘さんと三人で、自宅そばのラーメン屋に入ったのです。食事後、調査員がBさんの使用済みで廃棄される割り箸を入手。その場からすぐに専門機関に持ち込んで、DNAサンプルを採取し、鑑定したのです」
熊田側に女性モデルは誰を指すのかと訊ねると…
さらにA氏は熊田が疑う“女性モデル”について、「誰を指すのかわからず、身に覚えがない」と困惑する。熊田側に女性モデルは誰を指すのかと訊ねると、「検討しましたが、回答ナシということです」(熊田側の弁護士)と答えた。
暴行事件、不貞裁判と泥沼の争いを続ける夫婦。その根本には、今は熊田と暮らす3人の娘の存在がある。
熊田は暴行裁判の期間中、
「夫には前科がつくから、親権は無理です」
と周囲にいち早く“勝利宣言”をしていたという。
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