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「胸強調広告」「性を売り物にしている」と批判され…ネットでよく見る“フリー素材モデル”が明かした誹謗中傷のトラウマ――2022年BEST5

フリー素材モデル・茜さやさんインタビュー #1

2023/05/08
note

「ブス」「太ってる」と誹謗中傷された過去も…

――炎上騒動以前にも、容姿を批判されることがあったのですね。

 ネット上で「ブス」「太ってる」と言われたり、フリー素材の写真に対して「横顔はいいけど、正面から見ると可愛くない」って書かれたりもしました。

 ダーツのイベントでも、私が投げるときに後ろから「デブ」って言われたことがあって。その後、ダーツがまったく入らなくなりました。そういう批判を受けるたびに、落ち込んでいました。

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  だんだん、プライベートで誰かと食事をするのも怖くなって。「正面だとブスに見えるから、人の前に座りたくない」って思い込んじゃったんです。今はもう大丈夫なんですけど、当時は本当に辛くて、乗り越えるのが大変でした。 

――表舞台に出ている人は批判していい、みたいな風潮がありますよね。

 誹謗中傷によって命を絶ってしまった方もいるのに……。芸能人という前に、1人の人間というのを理解してほしいですよね。

 それに、SNSの誹謗中傷などを厳しく罰するルールがあったほうがいいと思うんです。たとえば、一生ツイッターを使えなくするとか。アカウントを何度も作り直せるんじゃなくて、スマホの端末自体を凍結できたらいいのに。

クラウドファンディングで自身初の写真集

――2021年にクラウドファンディングを実施して、自身初の写真集を出されたそうですね。そこには、ご自身のコンプレックスへの思いが込められているとか。

 「どんな体でも悩まなくてもいいんだよ」というメッセージを込めた写真集を出しました。「男性も女性も、ありのままの体が一番美しい。コンプレックスに思う必要なんてない!」という私の思いを伝えたくて。

――クラウドファンディングの達成率がすごかったと聞いています。

 目標金額の50万円に対して700万円以上が集まって、達成率は1400%超えました。その写真集がきっかけで、「茜さんの思いを知って、ファンになりました」と言ってくれる人もいましたね。

撮影=山元茂樹/文藝春秋

2022年「インタビュー部門」BEST5 結果一覧

1位:「胸強調広告」「性を売り物にしている」と批判され…ネットでよく見る“フリー素材モデル”が明かした誹謗中傷のトラウマ
https://bunshun.jp/articles/-/62431

2位:「小学生の頃から知り合いの人にもセクハラされて…」公務員からセクシー女優に転身した女性(23)が明かす“役所でのヤバすぎる経験”
https://bunshun.jp/articles/-/62429

3位:〈元小学生ギャル〉「入学から半年経っても教室に入れない」「髪色の問題で遠足も辞退…」中学生ギャルの父親(30)が、学校側の対応に思うこと
https://bunshun.jp/articles/-/62428

4位:「来年、父が逮捕された年齢になります」39歳になった“アーチャリーと呼ばれた少女”が語る宗教二世への思い
https://bunshun.jp/articles/-/62427

5位:「『AV出てるなら触られるぐらい平気だろ』とか、作品に出ていた20代は男の人が怖くて…」葛藤を乗り越え、蒼井そら(41)が辿り着いた“現在地”
https://bunshun.jp/articles/-/62426

「胸強調広告」「性を売り物にしている」と批判され…ネットでよく見る“フリー素材モデル”が明かした誹謗中傷のトラウマ――2022年BEST5

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