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芸能界と麻雀界の架け橋みたいな感じだった

ーー2017年には部長を務める「芸能界女子麻雀部」を立ち上げますが、これはどういったきっかけからですか。

椿 ネット配信が当たり前になってきて、麻雀が徐々にブームになる中で、麻雀の対局番組は増えてきてはいたんですが、麻雀を打てる女子タレントがやっぱりまだいなくって。それこそガチでやっているのが、私ぐらいしかいなかったんです。

 そんな中「女流雀士 プロアマNo.1決定戦 てんパイクイーン」(テレ朝チャンネル)という番組が始まったんです。当時は麻雀プロになりたいという気持ちがあったんですが、「お前はプロになるな。プロになったら芸能人の枠でなくなっちゃうから、番組出れなくなる」と言われて、結局その時はならなかったんです。

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©鈴木七絵/文藝春秋

 その番組のプロデューサーに「麻雀を打てる女性タレントを育ててほしい」と言われて、女性タレントを集めて麻雀の勉強会を始めたのが「芸能界女子麻雀部」です。私は勉強会の場所をセッティングして、講師の麻雀プロの方に交通費をお渡しして、「彼女たちに麻雀を教えてあげてください」みたいな感じでしたね(笑)。

ーー完全に裏方の仕事ですね。

椿 麻雀界のためにコツコツやってましたね。参加者からは場所代だけの500円くらいはもらうようにしてたんですけど、アイドルの子たちも多いから、もらいづらくって。身銭も切ってました。でも中田花奈ちゃんとか岡田紗佳ちゃん、須田亜香里ちゃんとか、みんな来てくれたことがありますよ。

本人Instagramより

 あとはサイバーエージェントの藤田晋社長が、今のオールスターリーグみたいな芸能人の麻雀リーグの番組を作りたいとなったら、芸能人のキャスティングに協力したり。

ーーえっ、そこまでしたら、さすがにお金をもらってもいいんじゃないですか?

椿 もらう気はなかったですね。一般的にはもらうものなんですかね。藤田社長にはお世話になってるのでお手伝いしたいことは全てお手伝いしたかった。というか、お金をもらうという概念が全然なかったです(笑)。