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子ども3人のシングルマザーと同棲「拓也くーん!」

「部屋にはもともと20代ぐらいの若い母親、小学生の息子2人、保育園に通う娘の4人が住んでいたんです。その頃は部屋から子供を叱りつける母親の声や、『ぎゃぁぁぁ』と騒ぐ子供の声が異常にうるさく、近所でも『さすがにひどい』と噂になっていました。母親は夜9時頃になると子供を寝かしつけて家を出て、朝5時頃に帰って来る生活を毎日送っていました。夜の仕事をしていたようで、派手な色の下着をベランダにいつも干し、昼は家にいることが多かった。

 そんな一家から『拓也くーん!』という、子供の懐く声が聞こえるようになったんです。母親たちが引っ越して来てから3カ月後くらいでしょうか。その部屋から出てきた秋葉容疑者が『ウチうるさいっすよねー』『迷惑かけてませんかね?』と気さくに話しかけてきて、腰の低い人だなと思いました」

秋葉容疑者が子連れシングルマザーと住んでいたアパート ©文藝春秋

 秋葉容疑者がこの母親宅に転がり込んだのは、前述の「ソープ行かせるから」と女性客に強制した事件のおよそ半年後のこと。秋葉容疑者が居ついてからは、母親も髪形などが垢抜けてくるなど容姿に変化があったという。

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 一方の秋葉容疑者は、既にホストからは足を洗っていたのか、髪形や服装も野暮ったかったそうだ。「まさか元ホストとは想像もつかなかった」と苦笑するのは、近隣の40代男性だ。

短パンサンダル、頭にタオル…あだ名は「ゆってぃー」

「イケメンという雰囲気はなかったですね。夏はいつも短パンにサンダルで、ホストというより海の家で働いているお兄ちゃんという印象でした。少し前までは髪が長くて邪魔なのか、年中通してタオルを額に巻いていました。近所の皆には、芸人になぞらえ『ゆってぃー』と陰で呼ばれていました(笑)。

 でも『こんにちはー!』と元気に挨拶してくれて人柄は良かったし、母親の娘の保育園の送り迎えをしたりと面倒見も良さそうでした。でも育児のストレスはあったかもしれませんね。憂さ晴らしなのか、家に1人でいる時は紅白歌手の曲を鼻歌レベルではなく、ガチで熱唱しているときもありました。いつも窓を開けているので会話から物音から、近くを通るだけで全部聞こえて来るんですよ……」

ホスト時代の秋葉容疑者 ©文藝春秋

「子供好きな良い彼氏に見えた」という評判の一方、秋葉容疑者は母親とたびたび夜に外出。子供を置いて近隣のスーパー銭湯などに車で出かけることもあったようで、車でキスをする姿なども目撃されていた。「子供に何かあったらどうするんだ」と近隣からは心配する声もあがっていたという。