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公務員女性がホストで宣言「これからは風俗で支えます!」

「秋葉容疑者の太客は何人かいましたが、印象が強いのは元公務員の女性です。最初に来店した時は全然ホストに慣れてない様子でしたが、すぐにハマって秋葉容疑者に毎日会いに来るようになりました。

 当然、昼職の貯金はすぐに尽き、来ても払うのはテーブル代だけ。水しか頼みません。でも結局、1カ月後ぐらいにはシャンパンを入れ、店内マイクで『昼職辞めました! これからは風俗で支えていきます!』と声高に宣言しました。

 この娘もですが、風俗に『沈められた』というより、客自身が応援したくて風俗に『行きました』という感覚に近いんじゃないかな。あとは実家が金持ちで、入金日になると『娘の飲食代いくらですか?』と親が店に直接入金にくる客もいました」

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歌舞伎町での一幕 ※写真はイメージです ©文藝春秋

 秋葉容疑者がホストを辞めたのは2022年夏頃だといい、シングルマザーの女性と同棲を始めた数カ月後のことだ。辞める少し前には「ようやく落ち着いたんだ」と借金の完済を終えたことを告げ、出勤日数も減っていたという。

 女性客が自分を支えるために風俗に身を落とす。

 そんなことは歌舞伎町ではあまりにありふれており、良心の呵責はホストにはないようだ。秋葉容疑者が逮捕された事件はあくまで氷山の一角であり、実際にはより悪質な対応をとるホストはザラだという。

ホスト時代の秋葉容疑者 ©文藝春秋

 こうした女性の話を裏付けるかのように、業界のトンデモ話を語り始めたのは、20年以上歌舞伎町のホストクラブに通う中年女性客だ。

売掛金500万円で客に「海外への“出稼ぎ”を指示」

「歌舞伎町の有名ホストクラブグループでは、売掛金額が500万円を超えると、海外への“出稼ぎ”を指示されます。ようは『海外で売春して稼いで来い!』ということですね。行き先はアメリカやオーストラリア、中国、韓国、マレーシアがメインで期間は3カ月から半年。これらの国にコネクションを持つスカウトとホストグループが裏で手を組んでいるのです。

 また他の有名グループでは、売春はもちろんですが、ホストが振り込め詐欺のやり方を教え、顧客に数千万の金をつくらせるというケースもあります。『内臓を売れ』といった恐喝まがいの取り立てをされ、泣いている女性もいるのが現実なんです」

 事件はこれまでに秋葉容疑者のほか、スカウトやソープランドの経営者ら13人が逮捕される事態となっている。夜に巣食い女性を落とすホストの闇は、想像以上に根深いのかもしれない。

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