将来的にはローテーションピッチャーに
190センチの長身から投げ下ろす、角度のある真っ直ぐとカットボール、さらに時折混ぜるカーブも非常に効果的だった。自身のピッチングスタイルをこう表現する。
「僕はやっぱり真っ直ぐを武器にしていかないといけないタイプだと思います。真っ直ぐでどんどん押していく中で、カーブで目線を外したり、カットボールで芯を外して打たせたり、決め球のフォーク、チェンジアップで空振りを取れるようにというのを常に心掛けています」
今年の自主トレやキャンプでフォーム改造に取り組む中で、なかなか上手くいかず悩んだ時期もあった。トレーナーさんと日々投球フォームの分析をして改良を重ね、ファームの登板で手応えを掴んでいた中で巡ってきた一軍登板。タイミングもバッチリだったようだ。
「今年の目標は一軍で5勝以上。1勝目はまだ通過点だと思って、次の試合に向けていい準備をしていきたいです。将来的には、ローテーションをずっと守り続けて、2桁勝って、タイトルを取れるような投手になりたいです」
高校時代に華々しい成績を残してもプロで苦労する選手が多い中で、高校時代に1勝も出来なかった選手がプロで1勝を挙げる。不思議なものだ。
小さな町から大きく羽ばたけ! 地元の期待は大きいぞ。
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