みなさん初めまして！ 私は野球と競馬に情熱を注ぐ、元AKB48でアイドルをしていた樋渡結依と申します。
私は3年ほど前から千葉ロッテに興味を持ち、ファンになり応援しています。ほぼ毎日、ロッテが生活の一部になっていると言っても過言じゃないと思います（笑）。そんな大好きなロッテのコラムを、こんなファン歴も浅く、ファンとして半人前な私に担当させていただける日が来るなんて！ 想像もしていなかったので、すごく嬉しいです。半人前だけど、私なりの視点で千葉ロッテへの想いを皆さんにお話できればいいなと思っています。
まずは私が千葉ロッテを好きになったきっかけを聞いてください！
一生忘れられない球場全体の一体感
私がロッテの試合をテレビで観るようになったのは、2020年の春くらいだったと思います。
超ロッテファンの友人と何か共通の話題が欲しくて、なんとなく観始めたのがきっかけでした。
大の巨人ファンの祖父の影響で野球は知っていたけど、「パ・リーグって、ロッテって、普通に地上波であまり観られないんだ！」というのが、最初の率直な感想でした（笑）。
「なんでそんなに巨人と差があるのよ!?」と不満に思いながら、早速スカパー！に入り、野球速報のアプリも入れて、欠かさず見るように……。最初はルールもあやふやで、選手の方のお名前も数人しか分からないほどのど素人でした。でも当時は「勝ったね！」「負けたねー」だけでも、友達とコミュニケーションが取れることに満足していました。
そのうちテレビで試合観戦するだけでなく、ZOZOマリンスタジアムにも試合観戦に行くようになりました。球場で気持ちいい風に吹かれながらビールを飲み、選手とのコラボメニューを食べながら観る野球の楽しさは、お祭りみたいで格別で、あまりアウトドアじゃない私の楽しみなイベントの一つになっていました。
そんな中、2022年4月10日、 私は3回目のZOZOマリンスタジアムに足を運んでいました。 3回目に観に行った試合は、あの佐々木朗希投手の完全試合の日でした。その当時は、そのすごさをあまり理解していなかったのですが、球場内の空気感や歓声を直接感じて、何かとんでもなくすごい瞬間に立ち合っていることは理解できました。隣に座っていた小学生の野球少年が、完全試合達成の瞬間涙ぐんでいたり、7回あたりから「もしかして、これは……」と、周りがざわつき始め、最後は敵味方関係なく球場全体が佐々木投手を応援していたあの一体感は、これからも一生忘れられない瞬間だと思います。
その日以来、家にいる日はほぼ必ずロッテの試合を観るようになり、Twitterでも試合についてつぶやくようになりました！
3年経った今はルールも、選手の方についても分かるようになり、その結果、少しテレビに向かってヤジも飛ばせるくらいになりました（笑）。大の巨人ファンの祖父も、負け始めるとチャンネルを変えてふて寝していたなぁ（笑）。野球が好きになり、野球の話ができるようになったことで、世代を問わず周りの人との共通の話題も増え、人として幅が出たような気がします（自己満足かもしれないけど（笑））。
「箱推し最高じゃん！」
私がZOZOマリンに観戦に行き始めた頃は、まだコロナが流行していて、声出し応援が禁止されていました。でも先日、初めてロッテの名物応援を観ることができたんです。その時に感じたのは、日本一と言われる応援団のみなさんの選手に対する熱い想いです。
いつもスタメンのベテラン選手の方だけが声援が大きいみたいなことはなくて、海外から来られているロッテ1年目の選手の方にも、同じくらいか、それ以上の声援を全員が送っていることに私は驚きました。
私が所属していたAKB48は、総選挙のようなメンバー同士で競い合うイベントも多かったので、「声援は推しメンにだけ」みたいなファンの方も多くて、「変な風習だなー、ケチだな」と思っていました（笑）。
ステージに立っている時に自分の名前をコールしていただくことは、アイドルにとって、すごく重要で力になるんです。だから、もし声援が小さい選手がいたりしたら、その頃のことを思い出して、胸がチクチクしたと思います。でも、その千葉ロッテの応援は、球場全体から聞こえるような声援が、ほぼ平等に全ての選手に送られていました。「なんてステキなファンのみなさんなんだろ！ 箱推し最高じゃん！」と、すごく嬉しくなりました。とても幸せな空間でした。
他にも野球とアイドルが似ているなと思うのは、どのチームにも顔となる方がいること。コラボグッズとかも大体、すごい記録を持っている長年の人気者みたいな推されメンバー5～6人の方で決まっています。いろいろ事情もあると思うのですが、「どの選手の方も魅力的なのになぁ」と思っている私は、「他の選手の方も順番に起用してくれないかなー、見たいなぁ」と思ったりもします（笑）。
「どの選手を見ても、個性があって人気者！ 人気者だらけの千葉ロッテマリーンズ！」それが、ロッテ箱推しの私の理想です（笑）。
