1ページ目から読む
2/2ページ目

 サントリーにとっては寝耳に水。「スポンサーの信頼を損なう“大事件”と判断したTBSラジオが慌てて局内で調査したところ、同様のケースが13件発覚した」(同前)という。

TBSラジオは事実関係を認め謝罪

 TBSラジオにやらせメール発覚の事実関係の確認を求めたところ、

「『サキピ』さんが20歳未満であったことを受けて、別の商品を送ることをサントリーさんにご提案いただいたことは事実です。そこで、社内確認したところ、スタッフの自作メールである事が判明いたしました」

ADVERTISEMENT

 などと事実関係を認めた上で、次のように回答した。

「発表の通り、番組をお楽しみ頂いているリスナーの皆様、パーソナリティの綾小路翔さんをはじめとする出演者の皆様、番組を支援いただいているスポンサー及び関係者の皆様の信頼を損ねる行為であったこと、深くお詫び申し上げます。TBSラジオでは今回の件を重く受け止め、このような行為が二度と起きぬよう徹底してまいります」

綾小路翔

 サントリーに事実関係の確認を求めると、「『サキピ』さんが放送上20歳未満だったため、別の清涼飲料を送付することについて番組側に提案したのは事実です」などとした。今回のやらせメールについての見解を聞くと、「TBSラジオ側から本件に関する説明や対応を聞いていないため、コメントを差し控えたい」とした上で、今後のスポンサー継続の意向については「TBSラジオ側から本件に関する説明や対応を聞いていないため、今後のスポンサー提供については検討中です」と回答した。

 現在配信中の「週刊文春 電子版」では、TBSラジオで“やらせメール”が発覚した詳しい経緯、スタッフが自作した「サキピ」さんの回答の内容、サントリーとTBSラジオ、氣志團との深い縁、番組の名物プロデューサー・宮嵜守史氏との一問一答、TBSラジオの“社長派”VS“反社長派”の対立が局内に与えた影響などについて詳しく報じている。

文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。

※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。