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 騒動後、そんな猿之助さんの自宅周辺には規制線が張られ、ものものしい空気が漂っていた。近隣では猿之助さんが住んでいることは知られていたようだが、赤いスポーツカーを洗車したり、自宅前をほうきで掃く姿が時折見かけられるぐらいで、人の出入りなどはあまりなかったという。

 近隣住民の男性が猿之助さんの人柄について振り返る。

規制線が張られた自宅周辺

「家族3人でひっそりと目立たないように暮らしていた」

「10年ぐらい前に近所で猿之助さんにお会いしたことがありますよ。『ご活躍ですね!』と声をかけると、気さくに『はい!』と応じてくれました。それからすれ違えば会釈をしてくれましたね。

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 お母さんもお見掛けしたことがありますが、芸能人の母といっても服装も派手な印象はなく控えめな方なのだなと思いました。40年以上は住んでいると思いますが、ここ最近は姿を見かけることも全くなかったので、もう住んでいないのかなと思っていました。家族3人でひっそりと目立たないように暮らしていたのでしょうね」

亡くなった段四郎さん ©️共同通信社

 別の近隣住民の女性も、同様の印象を抱いていたようだ。

「数年前に町内会の会費をもらいに自宅を訪れたことがあり、お母さんとお会いしました。落ち着いた品のある女性でしたので、私の方がすごい緊張しちゃいました。家を出たタイミングでちょうど猿之助さんが車で帰ってきたので、生の姿を見ようと少し離れて待っていたのですが、人に見られるのが嫌なのか、一向に車から降りてこなかったのを覚えています。町内会では以前の『亀治郎』時代に、歌舞伎を皆で見に行ったことはありましたが、ご家族の方はそっとしておいて欲しかったのかもしれませんね」