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今も続く法廷闘争
さらに大リーグ機構も独自に調査を進めていた。
「法的に無罪だったとしても、機構が定めた家庭内暴力や性加害の規定に違反した選手には厳しい処分を下すことができる。調査の結果、バウアーの規定違反が認定され、昨年4月、324試合の出場停止処分が下された。しかし、バウアーの異議申し立てを受け再検討した結果、処分は194試合に軽減。バウアーはすでにこの試合数を欠場していたため、昨年12月に復帰することができた」(前出・ジャーナリスト)
バウアーは女性に対し、名誉毀損で民事訴訟を起こしたが、女性側も反訴。法廷闘争は今も続いている。
「アメリカで一番マイナスなのは、薬物よりも性加害などのトラブル。ドジャースは残留やトレードなどを模索したものの結局、クビにしたのです」(同前)
DeNAにバウアーの性加害トラブルについて聞いてみると…
DeNAに問うと、バウアーの性加害トラブルについては「可能な範囲での事実および状況の確認を行いました」。この件の見解については「選手のプライベートに関することで、コメントを差し控えさせていただきます」と回答した。
横浜の港から再び、海を渡ることができるか――。