今年4月、薬物事件で逮捕されていたことが判明した人気ラッパー「ニドラアサシン」こと濱口侑也容疑者(25)。知人らによると、濱口容疑者は覚せい剤のほかコカインやMDMA、大麻から睡眠薬と、常に“薬物まみれ”の状態で、奇怪な言動が周辺で頻繁に目撃されていたという。

 文春オンラインでは、覚せい剤使用後に濱口容疑者の“ラリっている”様子が撮影された動画などを公開。下半身の着衣がない状態で“見えない敵”と戦ったり、充血した目を見開きながら支離滅裂な言葉を発したりと、薬物の恐ろしさがよく分かる。

【前回の記事】《ヤバい“覚せい剤後動画”入手》人気ラッパー・ニドラアサシン容疑者(25)が逮捕「覚せい剤やMDMA、大麻を乱用」「下半身を露出し少林寺拳法を披露する異常行為も…」

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ニドラの供述「寝ている間にシャブを打たれた」

 逮捕へ至ったきっかけは、今年1月、睡眠薬をOD(オーバードーズ)し病院に救急搬送されたことだった。容疑者のInstagramに知人がログインし、「ODで緊急搬送され意識不明」などと投稿。ファンらを中心に話題になっていた。

若い世代に人気のラッパー「ニドラアサシン」こと濱口侑也容疑者(本人のInstagramより)

 濱口容疑者と共通の知人が多く、交友関係にあった人物によると、「実はこの時、病院で採取された尿から覚せい剤の陽性反応が出ていた」という。警視庁が行方を追っている中、昨年まで交際していたA子さんの自宅に濱口容疑者があらわれ、逮捕につながったようだ。

 捜査関係者が解説する。

「濱口容疑者は、覚せい剤使用の影響もあるのか、取り調べに対して支離滅裂な発言も多く、『寝ている間にシャブを誰かに打たれた』などと主張。『覚せい剤を自分に打った』とする複数の女性の名前を挙げるなどしています。4月の逮捕時にも覚せい剤を所持し使用していた疑いがあり、再逮捕されて現在も勾留中です」

覚せい剤とみられる粉が入った「パケ」を手に取ろうとする濱口容疑者(知人提供)

 重度の薬物依存状態にある濱口容疑者。前出の知人によると、濱口容疑者は「ラッパーは薬に手を出しているのが当たり前」と考えていたようだ。「俺はラッパーだから薬は止めない」「27歳で死ぬから、あと少ししか生きない」などと周囲の心配もよそに、薬物の摂取を続けていたという。

 そしてこの知人は、“あるカード”の写真を記者の前に差し出し、前回の記事で明らかになっていない容疑者の薬物使用の実態についてこう証言するのだ。