「30回から40回くらいは性的虐待があった」
ジャニー氏の顔は布団をかぶっていて見えない。言葉を発することもなく、無言のままだった。15歳の志賀氏は寝たふりを続けた。射精には至らず、ジャニー氏は部屋を出て行った。
ジュニアの友達もできた志賀氏は、合宿所によく遊びに行くようになった。ジャニー氏に行為をされるときもあれば、されないときもあった。ジャニー氏の行為は18歳頃まで続いたという。
「30回から40回くらいは性的虐待があったと思います。そのたびに、ジャニーさんの性癖にまた巻き込まれてるって思い、会うのも嫌だし、話すのも嫌になって、合宿所から足が遠のいていきました」
芸能界を離れた今も時折、フラッシュバックが…
1990年に忍者としてデビューし、同年のNHK紅白歌合戦にも出場。この年の各音楽新人賞を総なめにした。忍者の人気もうなぎ上りだったが……。
「デビューの頃は摂食障害というか、ものが食べられなくなっちゃっていて、体重が42キロしかなかったんです。精神的に完璧にやられちゃってたんですよ」
1994年に事務所を退所。別の芸能事務所に所属しドラマやⅤシネマに出演するなど、しばらく活動を続けた。その後、芸能界を離れて、会社員として生活している。だが今も時折、フラッシュバックが起こることもあるという。
「突然調子が悪くなって、心療内科に行くこともあります。カウンセリングを受けて薬を飲んで軽快しても、また何かをきっかけにあのことが蘇ってきて、またカウンセリングに行って。その繰り返しです」
ジャニーズ事務所に志賀氏が受けた性被害について、事実確認を求めたが、締め切りまでに返事は無かった。
このほか、5月24日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」及び5月25日(木)発売の「週刊文春」では、「ユーは合格だから」と志賀氏が言われたオーディションの様子、志賀氏が受けた性被害の詳細、ジャニー氏の性加害がエスカレートして危うくされそうになったこと、忍者のメンバーから言われた衝撃の一言、近藤真彦から小誌に送られてきたメッセージ、ジャニーズ事務所の社名変更の可能性などについて詳報している。
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