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リアルすぎる“自慰シーン”を披露したことも…松たか子(45)が“日本の至宝”になるまで《「ラブジェネ」当時のバッシングを乗り越えて》

リアルすぎる“自慰シーン”を披露したことも…松たか子(45)が“日本の至宝”になるまで《「ラブジェネ」当時のバッシングを乗り越えて》

genre : エンタメ, 芸能

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 6月から8月にかけて東京・大阪・博多で上演される『兎、波を走る』に、女優の松たか子(45)が出演する。

「同作は野田秀樹氏が2年ぶりに書き下ろした新作公演です。これまで何度も野田作品に出演してきた松さんですが、今回は主演を務めた2022年の『Q: A Night At The Kabuki』以来の登場となります」(舞台関係者)

©文藝春秋

「ロンバケ」「ラブジェネ」の出世スピードにバッシングも

 1977年に六代目・市川染五郎(現・松本白鸚)の次女として生まれた松。1993年に初舞台を踏むと、翌年にはNHK大河ドラマ『花の乱』でドラマデビューを飾った。

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「芸能活動を禁じていた名門・白百合学園から堀越高校へ転校しての大々的なデビューでした。1996年にフジテレビ系月9ドラマ『ロングバケーション』で木村拓哉と共演すると、同年末には史上最年少で紅白歌合戦の司会に大抜擢され、一躍全国区の女優へと躍り出ました」(芸能誌ライター)

 翌年にも同じく月9の『ラブジェネレーション』で、今度はヒロインとしてキムタクと再共演を果たし、平均視聴率は『ロンバケ』超えの30.8%を記録。梨園出身の“お嬢様女優”としてロケットスタートを決めた松だったが、あまりの出世スピードのせいか、この頃からバッシングも目立ち始めた。

ラブ・ジェネレーション

「当初、松に対する否定的な意見は共演が続いたキムタクファンからのブーイングぐらいでしたが、女性週刊誌にディレクターや同級生を名乗る人物が登場し、言動が“タカビー”だとか、通っていた亜細亜大学を“サボっている”などと言われるようになったんです。彼女の躍進を親の七光りだと思っていた人も多かったのか一度バッシングが始まるとなかなか止まず、今では好感度ポイントの愛煙家の一面も“不良”と言われるように。

 そこに拍車をかけたのが恋愛面ですよ。デート現場を撮られた人気スタイリストのほか、真田広之、筒井道隆、山本耕史、さらには家族ぐるみでの付き合いがあった松井秀喜など錚々たる顔ぶれと浮き名を流していて、“お嬢様”のイメージに反するゴシップの多さがより反感を買ってしまいました」(同前)