「乃木坂46」や「AKB48」などの人気アイドルグループのコンサート演出を数多く手がけてきた演出家・SEIGO氏が、乃木坂46の早川聖来(22)から“告発”されたことを発端に、複数のグループを巻き込む大騒動となっている。

 きっかけは5月21日の夜。NHKラジオ第1「らじらー!サンデー」に生出演した早川の発言だった。

4月9日、朗読劇「したいとか、したくないとかの話じゃない」製作発表会見に出席した乃木坂46の早川聖来

「『死ね』とか『ブス』とか」

「ライブやってて、あの、演出家のSEIGOさんっていう人がいるんですけどね、超ドSなんですよ。結構まあ『死ね』とか『ブス』とか『お前1人いなくてもいい』とか。みんなを心配してそう言ってくれているんですけど、今回のライブのリハで『(掛橋)沙耶香が事故ったのはお前らのせいだ』とかいろいろ言われて、『自業自得だ』とか言われて」

ADVERTISEMENT

 業界には衝撃が走った。ワイドショーデスクは「驚きました。乃木坂46の演出としてはもちろんですが、SEIGOさんは音楽業界ではよく名前の知られた演出家ですから」と話す。

「早川さんはSEIGOさんを一部擁護しながらも、パワハラと言われても無理のない暴言や、同期の掛橋沙耶香さんの事故などについて言及し、発言の内容は非常に衝撃的でした。NHKラジオの生放送ですし、人気のある乃木坂46メンバーの言葉ですから、瞬く間に拡散され、SEIGOさんはファンから強い批判を受けることになりました」(ワイドショーデスク)

乃木坂46で早川の同期でもある掛橋沙耶香(公式ブログより)

SEIGO氏はどのような人物なのか

 SEIGO氏はどのような人物なのか。乃木坂46に関わっていた元関係者が口を開く。

「SEIGOさんは元々、ジャニーズの人気グループの振り付けや演出家として活動していました。ライブ業界で活躍しはじめた2013年頃に、乃木坂46の運営会社の一つ『株式会社ノース・リバー』のスタッフが目を付け、乃木坂46のライブ演出家として引っ張ってきたのです」

 2013年というと乃木坂46はデビュー2年目。トップアイドルとして君臨する現在とは違い、「AKB48の公式ライバル」として試行錯誤していた時期だ。

「2013年は、10月に行われた代々木第一体育館ライブが大好評でした。2014年からはグループの聖地となる明治神宮野球場でのライブもスタート。人気も知名度も急上昇していきました。選抜に入れなかったメンバーによる熱気あふれる『アンダーライブ』もこの年から始まった。SEIGOさんは次第にかけがえのない存在になっていき、起用したスタッフは鼻高々だったようですよ」(同前)