「2018年4月にさいたまスーパーアリーナで行われたライブで、当時メンバーだった稲垣香織さんがステージから落下して、後頭骨を骨折したんです。その年の3月にも、HKT48のコンサートで秋吉優花さんがステージから落ち、足を骨折する事故があった。稲垣さんの事故後には一部メンバーが『ステージに立つ人間が気をつけるしかない』などと発信して騒動となっています。こういったことを受けて、SEIGOさんの演出や起用には、内部でもさまざまな意見があったのです」(前出・レコード会社関係者)
乃木坂46の演出を辞任
乃木坂46と、HKT48を中心としたAKB48グループの一部ライブ、そして指原がプロデュースする「=LOVE(イコールラブ)」とその姉妹グループで演出を務めてきたSEIGO氏。今回の騒動を受けて乃木坂46の演出を辞任した。SEIGO氏自身が、所属団体のサイトで謝罪を発表した。
「SEIGO氏は『「落下事故に対するメンバーへの責任転嫁をする発言」は一切しておりません』と一部を否定しましたが、『メンバーの容姿に関する不適切な発言があったことを認めます』と素直に謝罪しました。乃木坂46のメンバーに対して、言い逃れができないような事実があったのでしょう」(前出・ワイドショーデスク)
「容姿や人格を否定する発言」にまつわる疑問
更に、=LOVE始め指原プロデュースのグループも公式HPで演出家の変更を発表した。ただ、乃木坂46側とは微妙に食い違う点もあった。
「=LOVEの公式サイトでは『容姿や人格を否定する発言が=LOVEメンバーに対してなかったことを確認いたしました』としています。つまり、SEIGO氏自身も認めた容姿に関する発言が、=LOVEメンバーに対してはなかったというのです。SEIGO氏がグループやプロデューサーによって対応や言動を変えていたのか、それともグループによって受けた印象が違ったのか。こういった点については、さらに調査を行う必要があるのではないでしょうか」(同前)
有名演出家の“暴言騒動”を巡る余波は、乃木坂46だけにとどまりそうにない。