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再婚のプロポーズがあまり記憶にない

 では大嫌いで別れたというわけでもないのですね。

――そう、離婚したときも大嫌いとか顔を見るのもイヤだとかいう感情ではなかったですね。それが六角さんの人間的な魅力なのかもしれないけど。

 わたしは男性と別れちゃうともう友達にも戻らないというタイプだったので、六角さんは珍しい存在かもしれないです。

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 そういえば再婚のプロポーズは自分からしたって彼は言ってるけど、あまり記憶にないんですよね。でも焼き鳥屋さんで一緒に吞んでいるときに「戻ろうか」ってことは言われたので、それでまたおつきあいして一緒に住むことになったんだけど、もしかしてその「戻ろうか」がプロポーズだったのかな?(笑)

六角精児の“変化”

 最初と二度目の結婚で変わったところはありますか?

――だいぶ違うと思います。別に上から目線なわけじゃないですが、六角さんはがんばってくれているように感じますね。以前はわたしに対して気を遣つかってなにかをするということは一切なかったんですが、いまではちゃんとトイレのスリッパを揃えたり(笑)。

 いまでも家事はなにもしないですが、「たまには外食に連れていかなきゃな」とか言ってくれたりするのも嬉しいですね。

 ギャンブルで朝帰りというのもしなくなりました。もっとも、いまそんなことをしたら仕事がなくなっちゃいますから。名前が知られるようになったことで、前のように無茶苦茶にお酒を吞むことも少なくなって、ちゃんとした生活を送っています。

 でも以前と一番変わったのは、まめに「ありがとう」って言うようになったことかもしれません。もしかすると金銭的な余裕ができたから、その分、人に気を遣えるようになったのかもしれないですね。