足取りがつかめないよう工作 もう一人、娘もいて…
徐々に浮かび上がる“ホス狂のヤバさ”はこれだけでは終わらない。浅沼容疑者の蒸発の手口は実に計画的だった。足取りがつかめないよう“2カ月しか勤めていない職場”や“わずかな期間住んだ住所”を未収用紙に堂々記載。SNSも頻繁に消しては作り直すの繰り返しだったという。
「浅沼さんは今回亡くなった子とは別に、5、6歳になる娘さんがいますよ。職場の方も知ってましたし、実家に預けて自分は好き放題していたみたいです。既に離婚しているみたいですが、浅沼というのは元旦那の姓でしょうね。未収用紙に書かれた両親の名字は違いましたし」(同前)
Aさん名義でネットカフェの決済をしていた浅沼容疑者
今年の3月には、Aさんの元に沼津駅近くのネットカフェから12万円の請求書が届く。大阪で働くAさんにはまるで覚えのないその請求は、彼の名義で借りた携帯で浅沼容疑者が決済したものだった。沼津に残った売掛金未払い客の最後の足跡。返金を求め沼津に行こうとした矢先、今回の報道を目にしたという。
「亡くなった赤ちゃんが浅沼さんの子なら、時期的には大阪にいた頃にできた子だと思います。関係を持っていたホストも多いと聞くので、もしかすると自分が父親なのか……と言っている人もいます。未払いで飛んでしまったから、浅沼さんとしても出来たとは言いだせなかったんですかね」(同前)
赤ん坊の死体を燃やしながら浅沼容疑者は何を考えていたのだろうか。それを隣で眺めていた男は一体何者だったのか。そもそも、亡くなった女児は誰の子供なのか。
謎と悲惨が混じり合う海水浴場の女児死体遺棄事件。はっきりしているのは、生まれたばかりの命がひとつ、失われたことだけだ。
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