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「(芸能界は)ちょっと神経が図太くないといけない。すごく良い子がいたけれど、学校のテストで1カ月休んだときに辞めてもらったことがある。ここでスレていくより、まともな人生を送ってほしいときは、次の仕事の連絡を入れない。気になる子はジャニーさん、また連絡するだろうし」(同前)

10代のジュニアを誘って口腔性交

 X氏の欲望が10代の少年たちに向かったのは、ジュニアの担当になってからのことだ。

「毎日、気の狂いそうなぐらい忙しい中、そういう人たちの集団という風に見えて。デビュー前の横並びの人たちと(仕事を)しているから、歳は離れていても、感覚的に一緒に感じたこともある。それで仲良く喋っているときに、本当に自分が悪いんだよ、自分が犯した罪なんだけども、『エッチしよう』と言った」(同前)

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 以降、ハードルは下がっていき、10代のジュニアを誘って、口腔性交をすることに、躊躇がなくなったという。

「『いいじゃん、いいじゃん』という感じで、6人くらいとそういうことをした。一緒に東京ディズニーランドに行ったりした子もいる」(同前)

(左から)署名を提出したカウアン・オカモト氏、橋田康氏、二本樹顕理氏 ©文藝春秋

「ちょっと、やりすぎじゃない?」と言われ…

 相手は高校生ぐらいのジュニアが多かった。もちろん、時には「嫌です」と断られることもあったという。だがX氏は彼らのマネージャーであり、ジャニー氏からジュニアの仕事の差配をある程度、任されていた存在だ。立場を利用した性加害と言えるだろう。

 そのうち、ジュニアの中でも、X氏のことが噂になっていった。当時のX氏に罪の意識はあったのか。

「もちろんあったよ。だからあるジュニアに『ちょっと、やりすぎじゃない?』と言われ、それからは二度としませんでした。その子には感謝しています」(同前)