ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、事務所の男性マネージャーもタレントたちに性加害をしていたことが「週刊文春」の取材でわかった。マネージャー本人が告白した。
マネージャーも性加害を行っていた
これまで小誌は元ジュニアや事務所関係者を取材するたびに、当時のジュニア担当スタッフの名前を訊ねてきた。そこで複数人から名前が挙がっていたのが、ジュニア担当のマネージャーのX氏だ。
さらに、X氏については驚くべき証言があった。
「Xさんもジャニーさんみたいに、ジュニアの子に手を出していた。やはりジャニーさんのように、お金を渡していたそうです」(元ジュニア)
ジャニー氏のそばで働くマネージャーも、ジュニアに性加害を行っていたというのだ。
そこで現在はジャニーズ事務所を離れているX氏に連絡を取った。すると彼は、取材に応じたのだった。
X氏は2000年頃までジュニアを担当
X氏は1990年代前半、20歳の時にジャニーズ事務所に入社している。もともと彼は、ジャニーズの人気グループのメンバーAの熱心な追っかけだった。堀越高校に通っていたAの登校時の“警備”を自主的に行っていたという。すると、事務所からスタッフにならないかと声がかかった。
Aのグループや別グループのマネージャーを経験。その後、ジャニー氏の下、2000年頃までジュニア担当のマネージャーを一人で務めた。X氏が言う。
「基本的に全部、自分がジュニアに連絡しないといけなかったんです。平日の番組、ドラマ、取材。1日40人電話をかけなきゃいけない。もう気が狂いそうなほど忙しかった」
ジュニアの仕事の差配など、これまでジャニー氏の専権事項だと思われていたことも、X氏はある程度は決めることが出来た。