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雅子さまのファッションに影響を与えたのは…

 こうして振り返ってみると、雅子さまらしいマスキュリンな装いが様になっていて、長い時間をかけて確立されたスタイルだと思う。2019年9月、秋田県を訪問された両陛下が、秋田県動物愛護センターを視察された時のこと。雅子さまが小型犬シーズーに「みよちゃん、行きますよ」と呼びかけながら歩かれ、子供たちと一緒にしゃがみこんで会話をされるご様子は活動的で、リラックスした笑顔を浮かべられていたことも思い出す。

2019年9月、秋田県動物愛護センターを視察された天皇皇后両陛下 ©時事通信社

 実は最近になって、雅子さまのファッションには、母・小和田優美子さんからの影響があるかもしれないと思うことがある。「10年ほど前のことですが、オランダから一時帰国した優美子さんがベージュのニットにホワイトのパンツを合わせて、ゆったりとストールを巻いて外出する姿を見かけたことがあります。ビビッドなオレンジ色のバッグを持っていてとてもおしゃれでした」(皇室関係者)。長女・愛子さまと息の合ったリンクコーデにも一層注目が集まることだろう。

5月30日、特別展「新しい時代とともに―天皇皇后両陛下の歩み」に足を運ばれ、1993年の結婚パレードで使われたロールスロイス社製オープンカーをご覧になる天皇皇后両陛下と愛子さま[代表撮影] ©時事通信社

 6月17日から両陛下はインドネシアを公式訪問される。国際親善のための外国訪問は即位後初めてで、雅子さまの思いを込められた新たな装いが披露されるのではないだろうか。