5月4日から7日まで、天皇陛下が差し向けるご差遣(さけん)により、秋篠宮ご夫妻はチャールズ国王の戴冠式に参列するためイギリスを訪問された。
秋篠宮ご夫妻にとって初の英国公式訪問で、さらに初めて、海外王室の戴冠式参列を果たされたことになる。ご出発の朝、佳子さまと悠仁さまに見送られて秋篠宮邸を後にした紀子さまは、大きなリボンがデザインされたミントブルーの帽子をお召しになり、車両の窓を全開にされて、晴れやかな笑顔を浮かべられていた。秋篠宮さまも沿道の人々に笑顔で手を振っておられた。
英国ご訪問中の紀子さまのアクセサリーや小物づかいは、ネックレスやイヤリング、ブローチはパールで、パンプスと小型のバッグはベージュというように、皇族ファッションの定番を貫かれていた。しかしドレスについては、日本ではあまり拝見できないような華やかなものを選ばれていたように思う。
驚きのシースルー風ドレス
特に驚いたのは、戴冠式前日の5月5日夕方にバッキンガム宮殿で開かれたレセプションでの装いだ。チャールズ国王やカミラ王妃、ウィリアム皇太子ら英王室メンバーをはじめ、各国の王族が出席する中で、紀子さまはライトブルーのワントーンカラーのドレスをお召しになった。
花柄のレースが可愛らしく袖の部分などには透け感があり、シースルー風のデザインが華やぎを演出している。ミモレ丈のスカートや袖はフレア状に広がっていて、若々しい印象があった。この日はバッグやパンプスもブルーに統一されていた。紀子さまは、ご婚約の頃にネイビーの水玉ワンピースを着てはにかんでおられたが、元来ガーリーなテイストがお好みなのかもしれない。ご夫妻でチャールズ国王に直接祝意を伝えたという。