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選手ファーストの考えで采配できる吉井監督だからこそ

 こんな感じで、「今日はどこに誰がくるんだろう?」とスタメンをチェックするのも、楽しみの一つとなっています。これは、選手たちの能力を引き出すために試しているだけではなく、調子を見ながら、データを見ながら、その日その時のコンディションで選んでいるのだと思います。

 吉井監督が選手をよく見ているからこそできる采配ですよね。固定した采配にも、もちろんメリットはあると思います。でも、そこをあえてミックスする、それが今のマリーンズの選手たちに合っているのではないでしょうか。

 若い選手たちが、自分がチームを引っ張っていくんだという自覚を持ってプレーするきっかけになっている気がします。

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 そして、二軍で活躍している選手は、すぐに上げてくれます。和田選手や池田選手は、一軍昇格後にすぐスタメンで起用されていました。逆に一軍であまり活躍できなかった選手に対しては、ダメだから落とすというネガティブな印象は全くなくて、少しリフレッシュしてきたらいい、自分を取り戻すまで調整してきたらいい、という吉井監督やコーチ陣の優しさが見えるので、安心して復帰を待つことができます。

 中継ぎの投手陣も、たまにイレギュラーな時もあるのは仕方ないですが、連投の登板数をしっかり守って大切にケアされているように思えます。今のところ、気持ち良く投げている選手が多い印象です。

 交流戦も終わって、そろそろオールスターと、いよいよペナントレースも後半戦に差し掛かりますね。毎年、ここから時の流れがとても早く感じます。残りあと80試合……そうなってくると、選手に疲れが見えてくる頃でしょう。でも、そんな時に、今のマリーンズには期待できる気がするのです。選手ファーストの考えで采配できる吉井監督だからこそ、最後まで尻すぼみになることなく乗り越えてくれる……そう信じています。

 あと、強さの理由の中には……やはり声出し応援の解禁も大きかったら良いなと思います。先日マリンでも観戦したのですが、あらためてライトスタンドの迫力はすごいと感じ、一緒に観に行った主人も驚いていました。主人にはポランコ選手の応援歌を覚えさせたのですが、楽しそうに口ずさんでいました。

 ベーシックオーダーのない、変幻自在の吉井マリーンズ、これからも私たちファンをたくさんワクワクさせてくれるはず。相変わらずホームラン爆発というような選手はいないけど、誰か一人に依存せず、いつも誰かが活躍する強いチームです。とっても魅力的でしょ? とりあえず、CS・日本シリーズの日程は空けておきますね!

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