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【殺人容疑で再逮捕へ】《長野“猟銃立てこもり”》「パーンパーンと鉄砲2発撃つような音が…」殺人現場付近の住民が過ごす“永く不安な夜”《市議会議長と犯人の関係は?》

genre : ニュース, 社会

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 5月、長野県中野市で、通行人の女性2名と男性警官2名が殺害された事件。自宅に猟銃を持って立てこもり、警官1名を殺害した疑いで逮捕されていた青木政憲容疑者(31)が、もう一人の警察官の殺人容疑で6月16日にも再逮捕されると報じられた。

  のどかな山間部の集落を恐怖のどん底に叩き込んだ猟銃立てこもり事件は、どのように起き、事態はどう推移したのか。

 文春オンラインが追った、緊迫と恐怖の半日の模様を再公開する。(初出:2023年5月25日。年齢、肩書は当時のまま)

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 25日午後4時25分ごろ、長野県中野市で、「男が女を刺した」「猟銃を持っている人がいる」などと110番通報があった。

3人死亡、1人負傷の立てこもり事件が発生

 猟銃を持った男は上下迷彩柄の服と帽子、サングラス、マスクを着用しているといい、中野市議会議長の青木正道さんの自宅に今現在も立てこもっているとみられる。

事件現場付近を封鎖する警察官 Ⓒ共同通信

 この事件で、男性警察官2人と女性1人が散弾銃で撃たれたり刃物で刺されたりするなどし、病院に搬送された。女性と46歳の警部補、61歳の巡査部長がその後死亡した。他にも男性1人が負傷しているが、救助できておらず容体は不明だという。

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