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「撃つ瞬間の目は血走り、ニヤリと笑っていた…」“長野猟銃立てこもり”市議会議長の長男・青木政憲容疑者(31)が秘めていた“狂気の銃弾”「親の跡を継ぐプレッシャーがあったのかな、と」【殺人容疑で再逮捕へ】

genre : ニュース, 社会

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 5月、長野県中野市で、通行人の女性2名と男性警官2名が殺害された事件。自宅に猟銃を持って立てこもり、警官1名を殺害した疑いで逮捕されていた青木政憲容疑者(31)が、もう一人の警察官の殺人容疑で6月16日にも再逮捕されると報じられた。

  のどかな山間部の集落を恐怖のどん底に叩き込んだ猟銃立てこもり事件は、どのように起き、事態はどう推移したのか。

 文春オンラインが追った、緊迫と恐怖の半日の模様を再公開する。(初出:2023年5月25日。年齢、肩書は当時のまま)

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◆◆◆

 25日夕方から翌未明にかけての長野県中野市の住宅で発生した立てこもり事件。一報は25日午後4時半前、「男が女を刺した」などという110番通報だった。

 通報を受けた警察官が駆けつけたところ、上下迷彩柄の服と帽子、サングラス、マスクを着用した男が弾銃を発砲。近くに民家に立てこもり、半日以上にわたって列島を震撼させた。

青木政憲容疑者が半日立てこもった住宅 Ⓒ時事通信

 通報者の一人の男性が当時の状況を語る。

「人が刺されたと言われたので、近所の人と駆けつけると女性が畑に仰向けに倒れていました。知人には警察に電話をしてもらい、私は救急に電話をかけました。救急隊からは、向かっている間、電話はつないだままで心肺蘇生をやってくださいという旨の指示を受けたのでそのまま心肺蘇生をしていました。

 体感ですが、10分後くらいかな、パトカーが現場に着くと同時に政憲が散弾銃を持って現れたんです」

 散弾銃を抱えた知人の“政憲”。この時、男性はまさかこの男が目の前の血まみれの女性を刺した張本人だとは思いもしなかった。

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