ある程度の年齢に差し掛かると、誰しも自分の体臭が気になり始めるもの。ニオイはなかなか自覚することが難しく、また他人からも注意しにくいゆえ、いつの間にか自分自身がニオイの発生源になっていた……ということも十分に起こり得ます。実に恐ろしいことだと言えるでしょう。

世界初の「ニオイ見える化チェッカー」

 こうした体臭を手軽にチェックできる「Kunkun body(クンクン ボディ)」なるデバイスが、コニカミノルタから発売されました。ネーミングセンスこそちょっと「?」ですが、この製品、「世界初のニオイ見える化チェッカー」ということで、どれだけ清潔にしていても忍び寄ってくるニオイを自覚し、対策を取るのにぴったりの製品です。

 今回は実際の使い方と、どのような測定データが得られるかをご紹介しましょう。

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「Kunkun body(クンクン ボディ)」。スマホと組み合わせて使用します

十数秒で体臭を数値化してスマホで表示できる

「Kunkun body」は、ニオイを測りたい体の部位にかざしてボタンを押すと、ニオイを見える化して知らせてくれるという製品です。本体のサイズは、折りたたみケータイとほぼ同等。データの記録および表示は、連携するiPhoneもしくはAndroidスマホ上で行われます。

ニオイを測りたい体の部位にかざして、楕円形のスタートボタンを押すことで測定が始まります

 測定が可能な部位は「あたま」「耳のうしろ」「わき」「あし」の4箇所。それぞれの位置に本体をかざして、肌から1センチ離した状態でスタートボタンを押すと、十数秒ほどかけて測定が行われます。ちなみに「わき」「あし」などは、素肌にかざすのではなく、シャツおよび靴下の上からでも構わないようです。

「あたま」「耳のうしろ」「わき」「あし」の4箇所のニオイが測定できます。それ以外の部位は対応していないようです
イラストを参考に本体を肌にかざし、測定を開始します。測定にかかる時間は十数秒ほどで、これを4つの部位それぞれに対して行います
数値が26/100の状態。下段には「汗臭」「ミドル脂臭」「加齢臭」のいずれが強いか表示されます
数値が92/100の状態。「今すぐケアが必要です」と、かなり強い調子で警告されます

 測定できるニオイは、「汗臭」「ミドル脂臭」「加齢臭」の3種類です。汗臭であればまず何よりもシャワーなど体を洗うことが重要ですし、ミドル脂臭の場合は食物繊維の摂取など食生活の改善が必要となります。加齢臭の場合はこの両方の対策が必要になるということで、本製品を使って測定を行うことにより、有効な対策を取れるというわけです。