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のっけから危機感を感じさせる測定結果が……

 では実際に、1日の中でこれらの数値がどのように変化していくかを測定してみましょう。

 まず起床直後。筆者自身が試してみたところ、「あたま」「耳のうしろ」が30~40、「わき」「あし」は10以下という測定結果になりました。前日夜に入浴を済ませたばかりですが、ミドル脂臭が強いことからして、食生活にやや問題があるようです。のっけから危機感を感じさせる測定結果です。

朝、起床直後の測定値。「あたま」「耳のうしろ」がやや高い値になっています

夜、足の臭いが急上昇しているのが数値でわかる

 そのまま終日仕事をし、夜の入浴前に再び測ってみました。すると今度は「あたま」「耳のうしろ」がそれぞれ75~80に、「わき」が58へと上昇。「あし」に至っては83に急上昇しました。ニオイの種類で言うと、どの部位でも汗臭が高くなっています。一日中屋外で歩き回っていたのが原因と考えられますが、あらためて数値で見せられるとなかなかショッキングです。

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そのまま一日を過ごし、夜、入浴前の測定値。いずれもかなり高い値を示しており、早期の入浴やシャワーが求められます

 その後入浴して体を洗い、あらためて測定したところ、起床直後よりも低い数値になりました。ただし「あたま」「耳のうしろ」のニオイはミドル脂臭であるため、入浴してもほんのわずかしか値の低下が見られません。まだ周囲に迷惑をかけるところまでは行っていないようですが、何らかの対策をしなければ、そのうちヤバくなってくるのは間違いなさそうです。

入浴直後の測定値。「あたま」「耳のうしろ」は依然として30前後の値ですが、いずれも起床直後よりも低い数値になりました。ちなみにシャンプーや、室内の食物の匂いなどが影響を与えるケースもあるようです

体臭は生活サイクルで変化する

 以上のように、一日の節目節目に測定すると、生活サイクルに合わせて測定値、つまり体臭が変化していっているのがよくわかります。体臭が気になる人には、格好のデバイスと言えるでしょう。相手が気のおけない家族などであればエチケットのためのプレゼントという形で渡すのもアリかもしれません。

 今回は短期間の試用でしたが、さらに長期、年単位で使い続ければ、加齢による体臭の変化などを比べることもできるなど、活用の幅は広がりそうです。価格は約3万円とそこそこ値は張りますが、現在、キンコーズなどの店頭でコーナーが設けられ、手軽に試用できます(同社の製品ページに詳しい情報があります)。どのような製品なのか興味がある人は、まずはそちらに足を運んで、試用してみてはいかがでしょうか。