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18歳の頃、とうとうその日が
「『ユー。泊まりなよ』と言われたけど、初めて会った人の家に泊まるのは抵抗があった。それで『遅くなっても帰ります』と言って、その日は帰りました」
その後、土田氏は親にも許可を取り、合宿所で生活するようになる。
「毎日メンバーと今後について話したり、渋谷にあるスタジオで練習する日々。みんな家に帰らず、合宿所から学校に通いました。僕は1年生の途中で留年が決まってしまったので、通信制の学校に転校しました。卒業したのは20歳になる頃です」
そして18歳になっていた1987年の終り頃のこと。
「ドラマも仕事もないときでした。ジャニーさんから『いっぱい出てるんだから、もったいないから、今後を考えなきゃいけないよ』と言われて、よろしくお願いします、とジャニーさんのアクション(仕事の指示)を待っている状態でした」
後ろから抱きしめられ、振り返って押そうとしたら…
合宿所を訪れた土田氏は夕方、部屋着に着替えて、疲れてマットで横になっていた。
「ちょうど、男闘呼組のメンバーがいなくて、ジャニーさんの他は、家政婦と数名のジュニアだけ。合宿所はガランとしている状態でした。しばらくすると布団の中にジャニーさんが入ってきた。『とうとう、俺のところにきた』と思って」
ジャニー氏は、土田氏を後ろから抱きしめてきた。
「後ろから触られて、嫌だった。振り返って押そうと思ったら、ヒザがジャニーさんのお腹にドーンと入ったんです」
するとジャニー氏は、
「ユー! ズルいよ!」
と言ったという。