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「それは鮮明に覚えてる。なぜそう言ったのか理解できなかったし、今でもわからない。すぐ着替えて合宿所を飛び出しました。そこで我慢しようとか、そんなふうに思わなかった。非日常的なことが起きるなかで、自分はそこに対して、違和感はずっと持っていたから」

芸能界を離れて暮らしていた人間もネットで晒される

 その日を境に合宿所に行かなくなかったが、ジャニー氏からも、男闘呼組の仲間からも連絡はない。翌年、男闘呼組はCDデビューする。

土田氏の仲間だった男闘呼組・高橋和也 ©時事通信社

「僕に対して、商品価値があると思ったのならば、呼び戻されたでしょう」

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 いま土田氏は、東京から離れた地方で暮らしている。

「この問題で、僕みたいに芸能界を離れて暮らしていた人間もネットで晒され、死亡説まで立てられた。周囲にも『ジャニーズにいたよな』と変な目で見られる。日常が脅かされているので、事実と違うことは違うと公にしないと生きていけない。それで取材を受けたのです」

ジャニーズ事務所からの回答は得られず

 ジャニーズ事務所に土田氏の証言について事実確認を求めたが、

「現在、再発防止特別チームによって検証頂いている内容であるため、回答を差し控えさせて頂きます」

 このほか、6月21日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および6月22日(木)発売の「週刊文春」では、土田氏が明かす男闘呼組の演奏の裏側、俳優業での苦悩、ジャニーズ退所後の日々、合宿所の部屋でジャニー氏が上着を脱いで裸になったので逃げ出した元ジュニアの告白、合宿所の風呂にジャニー氏がジュニアと一緒に入っていたことなどについて詳報している。

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