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「おばあちゃん(由美子さん)は今の家に引っ越してきた頃はまだ自分の脚で歩けていたけど、ここ数年、車椅子生活になったみたい。修くんのお母さんと双子の姉妹が3人で一緒に、おばあちゃんが乗る車椅子を押しながら談笑しているのはよく見かけました。タクシーで一家そろって出かける姿も見たことがあります」

 だが、この男性も「奇妙」に思うことがあったという。

姉弟で仲良く手を繋ぐ姿が目撃されていた

「事件の後だからそう思うのかもしれないけど、お母さんと大地容疑者が手をつないで歩く姿を見たことがあってね。ご主人かと思っていたけど、あれは姉弟で仲良く手を繋いでたんだねえ」(同前)

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 長女の沙喜容疑者と手を繋いで外出していたという次男の大地容疑者は、実は既婚。妻とは別居しているといい、自分の作った世帯でなく、生まれ育った実家で暮らしていたことになる。

 穂坂一家は、約70平方メートルのメゾネットタイプのマンションで6人同居生活を送ってきた。子連れの長女、既婚の次男、足を悪くした母親。3世代で同居していたという。

 穂坂一家が現在の家に越してくる前に暮らしていた市営住宅の近隣に住む男性が語る。

穂坂家のきょうだいが育った市営住宅 Ⓒ文藝春秋

「あそこはもうひとりお兄ちゃんがいるんだよね。同居はしていないようだけど、穂坂さんのところは5人きょうだい。小中学生の時にはいつも見かけました。他に友達がいるでもなく、いつも5人で学校に通い、5人で家の前で遊んでいましたよ。外で遊んでいる時は子供らしい笑顔を見せることもありましたが、家からは四六時中、怒鳴り声が聞こえてきてたっけね」

 穂坂一家に一体なにが起こったのか。警察は慎重に調べている。

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