1ページ目から読む
3/3ページ目

ジャニー氏の性加害がPTSDがうつ病の根底にあった

 弁護士の川本瑞紀氏が解説する。

「肛門性交をさせることも、強制わいせつとなり得ますが、当時の男性の性被害に対する社会的風潮からすると、警察、検察が取り扱ってくれる可能性は低かったでしょう。有り得るとしたら児童福祉法違反(淫行)です」

 石丸氏は、退所して約20年後の2004年にうつ病を発症。現在は障害年金と生活保護を受給し、家賃3万7000円のアパートで独り暮らしをしている。

ADVERTISEMENT

 当時は学校教材の会社で営業として激務を続けていたことが原因と考えていたが、最近になってジャニー氏の性加害を医師に伝えると、そのPTSDが根底にあったと診断された。

石丸氏は『ヤンヤン歌うスタジオ』(テレビ東京系)にも出演

 ジャニーズ事務所に石丸氏が受けた被害の事実確認を求めると、

「現在、再発防止特別チームによって検証頂いている内容であるため、回答を差し控えさせて頂きます」

 と、先週と一言一句、同じ内容の回答が返ってきたのだった。

 このほか、6月28日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および6月29日(木)発売の「週刊文春」では、石丸氏が語るジャニー氏が部屋に入ってくる時の様子、ジャニー氏に挿入された少年の証言、ジャニー氏にパンツ一枚にさせられて写真を撮られた元ジュニアの証言、合宿所の日焼けマシンでジャニー氏に襲われた元ジュニアの告白、元忍者・志賀泰伸氏が語る「長年声をあげられなかった理由」などについて詳報している。

文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。

※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。