「山中と出会って花華の人生はめちゃくちゃにされてしまった」
「かつての花華は家族とすごく仲が良くて、お母さんと手を繋いで買い物に行ったり、心配させないように位置情報を共有したりして時間通りに家に帰る真面目な子でした。免許を取るために教習所に通い始めて、家族のために頑張ってお金を稼ぐんだと意気込んでいた矢先に、山中と出会って花華の人生はめちゃくちゃにされてしまったんです」
健気で優しかった立花さんに“異変”が起き始めたのは、4月4日頃からだったという。「頑張る」と意気込んでいた教習所を何度も無断欠席し、家にも帰らなくなった。Aさんが続ける。
「お母さんが、花華に何度電話をしても出なかったので、おかしいと思って教習所に問い合わせると、『お父さんから休むと聞いています』と言われたそうです。その後、実際には山中が父親のフリをして休ませていたことがわかりました。心配したお母さんが、花華が出るまで電話をかけ続けると、電話口の彼女は精神的に追い込まれていたのか、『お前』とか『うるせえ』などと別人のように口調が変わっていたそうです。また別の日には、山中に電話を代わってもらい、花華は今頑張っていると事情を話したら、『へー、あっそ』と言われて一方的に切られてしまいました」
インスタライブで立花さんのパンツを被ってふざける山中容疑者
その後も、山中容疑者は立花さんのLINEを勝手に返信したり、「電話はスピーカーで話せ」と強要したりしたという。さらに、母親への当てつけか、立花さんのアカウントで流れるインスタライブには必ず山中容疑者が出てくるようになり、しまいには、立花さんは登場せず山中容疑者だけが映し出されることもあった。さらに、山中容疑者が立花さんのパンツを被ってふざけるシーンも流されたというのだ。
「そんななか、一度、花華が家に帰ってきた時がありました。彼女は夜、山中から紹介されたキャバクラで働いていたのですが、『昼間も寝ていない』と言って倒れるように眠っていました。でも、突然アラームが鳴ったと思ったら、ビクっと起き上がって『早くしなきゃ！』と錯乱状態になってしまって……。お母さんが『また男のところに行くのか！』と止めたら『あんな奴なんか、あんな奴なんか』と理解に苦しむセリフを叫びながら、制止を振り払って出て行ってしまいました。あの時、監禁してでも止めておけばと親族同士で悔やんでいます……」（同前）
周りからは山中容疑者に支配されているようにみえたという立花さん。家族や友人には「付き合ってない」と打ち明け、「脅されている」とこぼしていた。一方の山中容疑者も同じく、知人に「付き合っていない」と話していたというが、逮捕された際には「1カ月ほど前から交際していた」と一変した。
