「幼い頃に両親を亡くしてバラバラになっていた6人兄弟が再び一緒に暮らすという設定の『ひとつ屋根の下』では、養女ながら甲斐甲斐しく兄弟の世話を焼く長女・小雪を好演。聴覚障害を持つ少女を演じた『星の金貨』も、酒井の“薄幸の美少女”というイメージにピッタリのハマり役でした」(芸能ライター)
『ひとつ屋根の下』の脚本家・野島伸司とは、事務所公認の交際関係にもあった。野島の自宅に手作り弁当を届ける現場を撮られると本人も関係性を認め、何度も結婚が囁かれたが1997年に破局。その直後に出会ったプロサーファーの高相祐一と1998年に結婚し、翌年7月にハワイで長男を出産した。
「産休から復帰した年にデビュー時から担当していたマネージャーが自殺するという事件もありましたが、それを乗り越えて母親と女優を両立。公的なイベントへの起用も多く、最高裁判所が制作した裁判員制度のPR映画にも出演するなど着々と“国民的女優”への階段を上っているところでした」(同前)
6日間の逃亡、そして覚醒剤で逮捕
ところが2009年、築き上げてきたイメージは一転する。ことの発端は8月3日、夫である高相が東京都渋谷区の路上に駐車中の車内で覚醒剤を隠し持っていたところを逮捕されたことだった。
「夫の逮捕現場へ駆けつけた酒井は警察から事情聴取を求められたが、子供の世話を理由にその場を離れると、食料品や衣類を買い込んで姿をくらませた。4日後には高相が酒井も覚醒剤を使用していることを供述し、酒井の唾液が付着した吸引具も発見されたため、逮捕状が請求された」(社会部記者)
結局、6日間にわたる逃亡の末、酒井は警察に出頭し逮捕された。
「高相の素行の悪さは結婚前から有名で、クスリの噂も絶えず、いくつものクラブを出禁になっていた。酒井は結婚を機に刺青を入れるようになったと言いますから、そっち側に傾倒してしまったのでしょう。事務所関係者も『結婚がすべての間違いだった』と頭を抱えていましたね」(前出・芸能ライター)