スマイル側の忖度で契約解除

 そして6月2日、スマイルで全体会議が行われた。

「社長が『小杉家と山下家と藤島家は義理人情で長年繋がっている。わが社もジャニーズシンパだということを忘れないように』という趣旨の発言をした。その日、社長が松尾さんに契約解除を伝えたようです」(事務所関係者)

 その後、やり取りがなされ、話はまとまったのだが、

ADVERTISEMENT

「今回はジャニーズから圧力があったわけではなく、スマイル側の忖度。松尾さんはそれに納得できず、契約解除日の6月30日の翌日にツイートした。山下さんに言及したのは、山下さんらが解除を後押ししたと聞いたから。そもそも2人は師弟関係などではなく、食事をする中で山下さんが事務所に誘った。それゆえ残念な気持ちが強かったのでしょう」(別の業界関係者)

件のツイート(松尾氏のSNSより)

 スマイルの言い分を聞くべく、文書で質問を送ると、担当者が電話で回答した。

――契約解除は事実か?

「合意のもとで業務提携を解除したのは事実です」

――ジャニーズ事務所の影響はあった?

「お答えはできません」

――山下さんも賛成した?

「守秘義務がありますので、お答えは差し控えさせて頂ければと思います」

 山下は日曜日のラジオ『山下達郎のサンデー・ソングブック』(TOKYO FM)で、性加害問題について言及する予定だという。

文春リークス

あなたの目の前で起きた事件を募集!

情報を提供する
次の記事に続く 「巨大な権力に屈している」ジャニー喜多川氏性加害問題をめぐり松尾潔氏が山下達郎に反論「達郎さんが印象操作を…」