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《札幌ホテル“首狩り”事件》「2人とも女性のような服装だった」防犯カメラに映ったナゾの犯人と62歳被害者を結ぶ「点と線」
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被害者は1日、特に行き先を告げず、恵庭市の自宅から車で札幌市に向かった。殺害される前の午後4時から10時までの6時間ほど、ホテル近くの会場で開催されていたイベントに参加。
その後、近くの路上で黒っぽい色の大きなスーツケースを持った小柄な人物と落ち合い、その場で立ち話をしたあと、午後10時50分ごろに一緒にホテルに入っている。
防犯カメラに映りこむ“黒っぽい服装”に着替えた人物
翌2日の午前2時過ぎ、部屋からフロントに「1人で先に出ます」と女性のような声で連絡があったという。その後、入室時とは服装を変えた先の人物が1人で退出し、スーツケースを引きながら立ち去っていた。
チェックアウトしないことを不審に感じた従業員が室内を確認し、遺体を発見した。遺体は全裸で、浴室内でうずくまった状態で見つかっており、身体には致命傷となった刺し傷があったほか、死亡後に頭部を刃物のようなもので切断した痕跡があったという。
「防犯カメラの映像で、被害者と小柄な人物が一緒にホテルに入る姿が確認されました。2人とも女性のような服装をしていたことが分かっています。被害者はショートヘアに白いカーディガンのような服、下は黒のロングスカート姿で、白っぽいバッグを持っていました。
一方で被害者と一緒にいた人物は、入室時はつばのある帽子をかぶり、白っぽい服装をしていましたが、退室時には上下黒っぽい服装に着替えており、捜査をかく乱する目的があった可能性もあります」(捜査関係者)