●体が疲れやすく、すぐにだるくなる
●食欲が低下する
●全身がむくむ
●皮膚が黒ずむ
●骨がもろくなる
●目が見えにくくなる
●思考力が低下する
毒素が体中を回るということは、これだけ全身の機能が落ちてしまうのです。
便通については2~3日ぐらいなくても不快な程度で、大きな問題もなく過ごせるでしょう。しかし、もしも、おしっこが1滴も出ない時間が1日以上続いたら、命の危機に陥る可能性があります。
おしっこが出ることがあまりにも当たり前の現象なので、軽く考えられがちですが、私たちの体にとって重要なことです。
「けど、おしっこが全く出ないなんてことはないから大丈夫」
確かにやや極端なたとえだったかもしれません。
しかし、おしっこが毎日出ている人でも、腎臓が衰えていれば、「血液」に異常をきたします。その結果、体中のあらゆる臓器が本来の役割を果たせなくなり、さまざまな病気や体調不良に見舞われるようになります。
泡立ちの正体は、漏れ出たタンパク質
実は、それこそが「老化」の正体です。
老化とは単なる体の経年劣化ではなく、全身の臓器が恒常性(ホメオスタシス)を保てなくなることなのです。
その腎臓の衰えをチェックする、最もわかりやすくて身近な方法が、おしっこの観察に他なりません。冒頭でご紹介した3つのケースについてご説明しましょう。
まず、おしっこが濁っていた場合は、赤い色であれば血液が混じっていることが考えられます。白く濁っていれば、血に含まれている成分の一つ「白血球」が通常よりもたくさんおしっこに含まれているのかもしれません。腎臓の一部が傷つき出血していたり、細菌に感染したりしていることが原因です。
おしっこの泡立ちで最も気をつけなくてはいけないのが「タンパク尿」です。腎臓のフィルター機能が壊れて、本来体内に留まるはずの血液中のタンパク質が、おしっこを通じて体外に漏れ出てしまう現象です。泡立ちの正体は、タンパク質なのです。