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「旦那は覚醒剤でつかまってるの」「薬を買うために女性と関係をもって貢がせていた」

「土岐容疑者は秋田出身。遺体が見つかった土地は、土岐容疑者の実家から車で30分もかからないくらいの場所にあります。そのため、このあたりに土地勘があったのでしょう。彼女は上京後は、さいたま市のリラクゼーションサロンでセラピストとして働いていました」(社会部記者)

土岐容疑者

 約半年ほど前に、リラクゼーションサロンで土岐容疑者に施術してもらっていたというA子さんは次のように話す。

「セラピストとしての腕が本当にすごくて、施術してもらうと体調がよくなったんです。2、3回目くらいに会ったころかな。ご主人のお話をされて、『旦那は覚醒剤でつかまってるの』って話してました。『クスリを買うために女性と関係をもって貢がせていた』とも言っていました。深くは聞かなかったけど、どうやらご主人のスマホを見たら、いろんな女性との怪しいやり取りがあったみたいです」

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「夫は家族がいなくて天涯孤独だから私がいないとかわいそう」

 この“旦那”とは、今回の事件で同じく逮捕された井上大輔容疑者のことだ。井上容疑者は2021年11月に埼玉県警により覚醒剤取締法違反の罪で実刑判決を受けて、網走刑務所に服役中だ。

タトゥーを入れた井上容疑者(左・知人提供)と長崎時代の土岐容疑者(「九州東北直結プロジェクト」のFacebookより)

 土岐容疑者の知人が語る。

「月に1、2回程度、土岐ちゃんはご主人がいる網走刑務所に面会に行ったり、手紙を送ったりと健気でしたね。ちょうどGo Toトラベルキャンペーンをやっていたころだったから『安く行けるの』と北海道には2泊くらいで行っていたみたいです。北海道のお土産でジャガイモを買ってきてくれるような優しい子でしたよ。

 ご主人のこと『このまま待ってるの? 離婚しないの?』と聞くと、『夫は家族がいなくて天涯孤独だから私がいないとかわいそうだから』って。ずいぶん一途な子だなと思っていました」

 元暴力団組員の男とリラクゼーションサロン経営者をつなげるものは、一体なんだったのだろうか。