今年6月、14年ぶり、かつ人生ラストとなる写真集『インリン・オブ・ジョイトイ写真集 すべて今の時ゎ最後の時~最終話』(講談社)を発売したインリンさん。

 インリンさんといえば、大胆かつ妖艶な「M字開脚」で一世を風靡したグラビア界のトップランナーの1人。結婚や子育てなどプライベートに変化があっても、彼女が47歳になるまで「グラビアをやめなかった理由」とは? 本人に直撃しました。(全2回の1回目/後編を読む)

インリンさんが語った「グラビア」の魅力とは? (写真:事務所提供)

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子どもが生まれたあとも「グラビア」を続けた理由

――インリンさんといえば露出度の高い“キワドい衣装”のイメージがありますが、最初は肌を見せることに抵抗があったとか。

インリン ありました! 半年ぐらいは悩んでいたんですが、いざ撮影していただいた写真を見たら、その中に“カッコいい自分”がいたんです。さらに、見てくださった読者から感想やファンレターをもらったとき、何かが吹っ切れました。

 私の存在を求めて応援してくれる、期待してくれるファンたちのおかげで、活動していくうちに「自分を信じてやればいいんだ」と思えるようになりましたね。

――インリンさんにとって、グラビアの魅力は何でしょう?

インリン なにか反応をいただけるだけで、自分の中で「頑張ろう」と前向きな気持が生まれてくるんです。それは、グラビアの魅力だと思います。

6月に発売された『インリン・オブ・ジョイトイ写真集 すべて今の時ゎ最後の時~最終話』©ハリプ/講談社

――グラビアをやめたいと思ったことはありますか?

インリン 結婚して子どもが生まれたときには、卒業を考えました。世の中には、子どもを育てる母親が肌を露出することに対してネガティブに思う人もいますから。

 それでも今までやめると明言しなかったのは、夫が自由人で、口には出さないけれど私を応援してくれていることを感じ取っていたからかもしれません。

――最も忙しかったのは、いつ頃ですか?