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驚くべきは、それだけではありませんでした。彼女のインタビュー動画を配信したところ、再生数がみるみる増えて、配信1ヶ月70万回再生を達成。
そこから派生した、かおりさんをリポーターにして改造車のイベントや取材を行う動画も軒並み10万回再生を超えました。そして最も驚いたのは、動画を短く再編集したショート動画がYouTubeとTikTokでともに400万回再生を達成したのです。
動画は2000万回再生、本も出版
この異常な盛り上がりには、さすがに私を含めYouTube担当者たちも驚きを隠せませんでした。YouTubeは40~50代の視聴者もいるからまだわかる。でも、10代がメインのTikTokでなぜバズったのか……と頭をひねるほど。
もしかすると、『東京リベンジャーズ』や『クローズZERO』といったヤンキー漫画がウケたように、今の10代には昭和のヤンキーの生き様やエピソードを面白がる土壌があるのかもしれません。
最終的にSNSでの動画再生数は、2000万回を超えるだけじゃなく、今月13日にはかおりさんの人生を綴った『「いつ死んでもいい」本気(マジ)で思ってた…』を出すことができました。
かつて不良少女だった女性の、純粋で、泥臭い、リアルな人生が世の中にどんな影響を与えるのか? 同じ時代を生き、彼女を間近に見てきた1人として、楽しみにしています。(前編「万引きもタバコもやった少女時代」編を読む)