NHK朝ドラ『らんまん』で、主人公の植物学者・槙野万太郎を演じる神木隆之介(30)。2歳の時に子役デビューを果たし、既に芸歴28年になるが……。
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母親が考えた3つの家訓
デビューの経緯を芸能関係者が明かす。
「神木は生後まもなく、生存率数%の病気で一時危篤状態に陥りました。集中治療室に入り、医者から『助かる確率はかなり低い』と言われるほどでしたが、奇跡的に回復。一度は息子の死を覚悟した母親が『生きている証を残したい』とタレント事務所に応募し、芸能界入りしたんです」
以降、子役として様々な作品に出演。2005年公開の映画『妖怪大戦争』では、12歳にして日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。そんな息子について、母親はこう語っている。
〈自分はテレビに出ているんだぞ! と威張ったりするような、そういう子どもには絶対なってほしくないと思っていたので、“この3つに反したら、お仕事は辞めてもらうよ”ということは、たびたび本人に確認していました〉(「神木隆之介25周年アニバーサリーブック」より)
〈この3つ〉とは、母親が考えた3つの家訓。「性格のかわいい人でありなさい」「真逆の意見でも、一度は受け入れなさい」「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」――というものだ。
「神木も『(母からは)ずっと“芸能人ぶるな”と言われてきた』と振り返っていた。実際、彼は本当に好青年。取材現場でも不機嫌な態度は見たことがありません。真夏に秋服を着てもらっても、嫌がることなく『全然いいですよ!』と笑顔で答えていました」(ファッション関係者)
6月下旬から公開中の主演映画『大名倒産』の前田哲監督も証言する。