1ページ目から読む
2/3ページ目

2004年サイバーエージェントの社長と結婚したものの…

 2004年1月にサイバーエージェント社長・藤田晋氏と結婚したものの、奥菜の生来の奔放さにブレーキがかかることはなかった。翌年5月にはラーメン屋で俳優の山内圭哉とキスしているところをキャッチされ、不倫疑惑が浮上。その影響もあったのか、藤田氏との結婚生活は1年ちょっとでスピード離婚という結末に。フリーに戻った彼女は、ハワイ帰りのサーファーやイケメン僧侶と、芸能人に限らずありとあらゆる男性とのデート姿が報じられた。

元夫のサイバーエージェント藤田晋社長 Ⓒ文藝春秋

「離婚を発表した際には、藤田さんがブログで『解決し難い問題が生じました』と綴っていたほどですから、よっぽど目に余ったのでしょう。デビュー時から奥菜さんを支えてきた事務所からの退所は2007年ですが、その理由のひとつにまだブレイク前だった斎藤工さんとの熱愛もあったと言われています。元事務所とはほぼ喧嘩別れのような形で、引退騒動にも発展しました」(前出・芸能ライター)

噂のあった斎藤工 Ⓒ文藝春秋

「引退の事実はございません」と反論 リークは元事務所によるものか?

 退所と引退が報じられた数日後、奥菜は代理人を通じて「引退を表明した事実は一切ございません」と反論。しかしその後、しばらく表舞台から遠ざかっている。

ADVERTISEMENT

「引退がスポーツ紙で大々的に報じられたのは、元事務所のリークだったと言われています。それほどまでに関係が悪化した状態での退所では当然仕事も来なくなる。半ば“干され”ていたのは間違いないでしょう」(同前)

 窮地に陥った奥菜は2008年4月、起死回生の一手を放つ。奥菜自らが撮影したセルフポートレート写真を100点以上も掲載した自叙伝『紅い棘』を発売したのだ。

『赤い棘』(双葉社)

「写真の中にはヘナタトゥーを入れた背中があらわになったセミヌード写真やメイドコスプレ姿もありましたが、それ以上に話題になったのが本の内容です。10代の頃に同棲していた男性からDV被害を受けていたことや、『若葉のころ』にも出演していた高校時代に自殺を考えていたこと、藤田さんとの離婚前にはうつのような状態になっていたことなどを明かし、反響を呼びました」(同前)