「私が部屋に入ったとき、種雄の頭は寝室に繋がるドアのあたりにありました。しかし、後に刑事さんが描いた現場の見取り図は、頭の位置が左右にズレて、倒れている位置すら変わっていたのです。私が去った後、何者かが遺体を動かしたのでしょうか」(同前)

亡くなった種雄さん

「種雄の死の真相が知りたい」涙ながらに語る遺族

 他にも数々の疑問点があることから、種雄さんの両親と2人の姉は、警察に直接、再捜査を訴えることを決意。警視庁大塚署長に宛てて、7月17日付の上申書を提出した。そこには、遺族の切実な思いが次のように綴られている。

上申書を手にする種雄さんの姉

〈自分が死んだのなら諦めもつきます。でも、亡くなったのは大切な息子なのです。いまでも、ひょんなことから『あいつが生きていたら45歳だなあ』と考えてしまう〉

ADVERTISEMENT

〈私たちは種雄の死の真相を知るため、捜査を続行していただきますことを、心から望んでおります〉

 涙ながらに「種雄の死の真相が知りたい」と語る遺族。種雄さんの父は近々、上申書を提出した旨を報告する記者会見を予定しているという。

 7月19日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および20日(木)発売の「週刊文春」では、上申書の内容や遺族が語る「現場に残された謎」に加え、種雄さんとX子さんの出会いや結婚生活、木原氏が番記者との懇談会を中止した経緯とその理由、警察幹部が事件について語った内容などについて、4ページにわたって詳報している。

文春リークス

あなたの目の前で起きた事件を募集!

情報を提供する
次の記事に続く 《会見速報》木原誠二副長官妻の元夫“怪死事件”をめぐり遺族が記者会見 「テレビや新聞で広く報じてほしい」と涙の訴え