「日本維新の会」の佐藤恵理子(えりい)上尾市議(37 )が、SNSを通じて露出が目立つ自身の写真を販売していたことが、「週刊文春」の取材でわかった。佐藤氏が7月16日、取材に対し、事実関係を認めた。その2日後の7月18日、日本維新の会埼玉県総支部は次期選挙で佐藤氏を非公認とする処分を発表した。

19年12月に初当選(上尾市のHPより)

露出が目立つ自身の写真や煽情的なツイートをアップ

 佐藤氏は白鴎大学発達科学部(現教育学部)卒業後、配信サイトでのアイドル的な活動を経て、2019年11月に写真集『グラビア界をぶっ壊す!』(講談社)を出版。翌12月の上尾市議選で旧「NHKから国民を守る党」から出馬し、初当選を果たした。

 昨年7月、NHK党を離党し、今年5月には「政策に共感する」として日本維新の会に加入。自らのツイッターでは〈市政に幅広く取り組んでおります。子どもからお年寄りまで安心して暮らせる上尾市へ!〉などと掲げてきた。

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 彼女を知る市政関係者によれば、「道路補修や子どもの福祉など身近な問題にひたむきに取り組んでいる印象」だという。

 一方で、佐藤氏は別のツイッターアカウント〈(元えびぴらふ)闇かわ天使ちゃん໒꒱・ ゚活動者垢〉を持っていた。フォロワー数は7000人超、自己紹介欄には、自身のスリーサイズ〈91.65.92〉、胸のサイズ〈iカップ〉、加えて〈政治話NG〉などと記されている。

 この〈天使ちゃん〉アカウントでたびたびアップしていたのが、露出が目立つ自身の写真だ。例えば、5 月6 日には、胸の谷間を強調した写真などとともに、〈#童貞を殺すセーター〉と煽情的なツイートをアップしていた。

胸元を強調した写真(〈天使ちゃん〉のツイッターより)

 

 さらに、7月11日には、上半身は胸を手で隠した“手ブラ”で、下半身はショーツ1枚になった写真をアップしたうえで、次のように呼びかけたのだ。

〈なんかあれば過激では無いお写真なら交渉でDM販売しますよーん〉

販売に言及した投稿(〈天使ちゃん〉のツイッターより)

 DMとは、個人間でメッセージがやり取りできるツイッターのシステム。ファンは〈天使ちゃん〉に対し、〈ムフフな写真かぁ♡〉〈絶対買います〉などと返事をしていた。

 ただ、一般的に、性的な写真の個人販売にはリスクが伴う。6月末には自身の性的な動画を売ったとして、わいせつ電磁的記録等送信頒布容疑で女性らが逮捕されたばかりだ。

 佐藤氏は実際にSNSを通じて自らの“セクシー写真”を販売していたのか。7月16日夕方5時半頃、本人に話を聞いた。