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芸能マスコミが騒然となった“教祖”との電撃結婚

 ところが――。女優として脂の乗ってきた2003年、宗教法人「釈尊会」の教祖・小野兼弘氏と電撃結婚。小野氏は14歳年上で150キロ超の巨漢だったが、入籍会見で若村は「私のことを私以上に理解してくれる人に出会った」「(婚約指輪は)小野さんのお心よりは小さいダイヤです」「(プロポーズは)お釈迦様の前です」などと述べ、芸能マスコミは騒然となる。

「さらに渡辺謙の夫人が小野氏から4億円超の借金をしていたとして、離婚裁判に発展。その際、夫人が渡辺の浮気相手として若村を名指ししたこともあり、仕事が激減。芸能活動は実質、休止状態に」(前出・記者)

デビュー当時の若村 ©共同通信社

 結婚4年後、小野氏は肝不全で死去。若村は喪失感に包まれるも「あなたには役目があるのだから仕事をやめてはいけない」という夫の言葉を思い出し、役者を続ける決心をしたという。

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「その後、小栗旬らが所属する少数精鋭の事務所に入り、時代劇や舞台の仕事が徐々に増加。2年前の朝ドラ『おちょやん』でも劇団の女座長役を好演するなど演技力は健在です」(同前)

 師である仲代の「役者は生涯修行」の言葉を胸に、女優道を歩み続ける。