「5月のある平日の昼、彼女がジャージ姿でゴミ出ししている姿を見たことがあります。なんでか知らんけど、人目を気にするように顔を隠してそそくさとアパートに入っていきましたよ。えらいべっぴんさんやなと思ってたけど、その時にはもう捕まってたことがあったとはねぇ……」(近隣のスナック関係者)

 大阪府警は7月18日、8歳(当時)の娘に充分な食事を与えず低血糖症にして入院させ、共済金を騙し取ったとして、母親の縄田佳純容疑者(34=大阪府大東市)を詐欺容疑で逮捕した。

縄田容疑者の自宅 ©文藝春秋

「逮捕容疑は、1月下旬、娘をケトン性低血糖症に陥らせて大阪府内の病院に入院させ、共済金6万円を騙し取ったというもの。府警は縄田は2018年以降、娘の入退院を計43回繰り返し、計約570万円受け取っていたと見ています」(社会部記者)

ADVERTISEMENT

 1月下旬に入院した際には、8歳児に必要とされる1日1800キロカロリーに対し、縄田の娘は前日に約93キロカロリー分の菓子しか口にしていなかったという。

「縄田はその後も娘に便秘薬を複数回飲ませて下痢にさせるなどして、4月以降、傷害容疑で2回逮捕されています。娘は警察に対し、『小学2年生の頃から、ママからピンク色の変な薬を飲まされる。その薬を飲むと気持ちが悪くなって、ゲーしてしまう』などと説明している。娘を確実に入院させるために血糖値を測定していたのか、自宅から針や測定器なども押収されています」(同前)