2023年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。裁判部門の第5位は、こちら!(初公開日 2023年4月24日)。
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「一体、どこが『円満』なのか」
苦笑交じりにつぶやくのは、一連の裁判を追いかけてきたある記者の弁だ。21日夕、芸能マスコミなどを通じて一斉に報じられたあるニュースについて触れた際に思わず漏れた一言である。
この日、タレント・熊田曜子(40)が、所属事務所を通じて、実業家の夫、A氏との離婚を発表。この事務所発表を報じたニュースは、注目度が高いものを取り上げる大手ポータルサイト「Yahoo!ニュース」のトピック欄、いわゆる「ヤフトピ」にも掲出された。
全ての始まりは熊田の浮気疑惑
私生活の一挙手一投足までが耳目を集めるのが芸能人の性だ。
1990年代からグラビアタレントとして活躍し、結婚・出産を経た後も「ママタレ」の先駆けとして芸能界の一線を走り続ける熊田もその例外ではない。
とはいえ、熊田に訪れた人生の節目に関する一報が、これほどまでに注目されたのには、ワケがある。
「熊田とA氏の対立は、3年前にまでさかのぼります。A氏が熊田の浮気を疑い、行動を起こしたことが全ての始まりでした。熊田との不貞の相手として疑いが向けられたのは大手キー局の社員のB氏。熊田とB氏は、熊田がレギュラー出演していた番組を通じて面識があった。
A氏は、2人が深い関係にあることをうかがわせるようなプライベートのやり取りをしていることを知り、浮気の証拠をつかむための調査を実施。その調査結果を踏まえて2021年10月、熊田とB氏を相手どって民法上の不法行為に当たる『不貞行為』による損害賠償を求める提訴に踏み切ったのです」(スポーツ紙記者)