1ページ目から読む
2/3ページ目

 2021年5月には、A氏が熊田にDV(ドメスティックバイオレンス)を働いたとして、暴行容疑で警視庁に逮捕される(21年12月、東京地裁で罰金20万円の有罪判決)という“事件”もあり、泥沼の離婚劇はさらに世間の耳目を集めることとなった。

 長きにわたって繰り広げられた争いが遂に終局を迎えたわけだが、なぜこのタイミングでの「離婚発表」となったのか。

 裁判記録の閲覧や取材を重ねてきた冒頭の記者は声をこう解説する。

ADVERTISEMENT

熊田曜子(2017年)

性玩具『ウーマナイザー』でイメージダウンが深刻に

「熊田側は、『円満離婚』とアピールしていますが、内情はまったく違います。熊田とA氏との離婚訴訟は、『不貞はなかった』とする熊田側に不利な展開が続いていたのです。

 1月の口頭弁論では、原告のA氏側が提出し、裁判所に証拠採用されていた熊田と不貞相手とされるB氏、それぞれの『DNA鑑定結果』の信用性について争われましたが、熊田側はA氏側の主張を覆すほどの反証ができなかった。

 1月から口頭弁論が開かれなかったのも、熊田側がA氏側の主張を覆すほどの材料を揃えられなかったからである可能性が高い。和解に至ったのは、『傷が浅いうちに裁判を終わらせてしまおう』という熊田側の判断があったのではないでしょうか」

約20年前に撮影された熊田。グラビアアイドルとして一世を風靡した

 離婚裁判の行方もさることながら、公判が進むたびに触れられたくない私生活が詳らかにされることも、熊田にとっては深刻なダメージになっていたとみられる。