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「エチケットのつもりでも不快感を与えてしまう…」若い世代も要注意…美容師が解説する、みんなが勘違いする“臭い対策”

夏の頭皮ケア#2

2023/08/29
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 例えば、60代以降の方々を中心に頭から香ることも多い、あの独特なフレーバー。あの香りは、「四角い緑色のガラスの入れ物」の整髪料の香りです。今でも根強い支持を得ている超ロングセラー商品ですが、付け過ぎると逆効果です。

 同様に、部活生がこぞって使う制汗スプレーの香りも、付け過ぎると、体臭と相まって不快に感じる方も多いのではないでしょうか?

メンズの商品は香りが強くなりがち

 特にメンズのエチケット系の商品は、「臭いを抑える」と謳いつつ、香水的な香りを強めにしているものも多くあります。

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 例えばメンズ向けの汗拭きシートなどは、スースーする香りも強めに含まれています。それはエチケットのつもりでいても、香りに敏感な人には不快感を与えてしまうことがあります。

 これらの世代間の価値観の差は、ある部分では避けられないことかもしれません。使っている本人が「あの頃の定番」を「清潔感に気を使って」利用していても、周りにとっては不快なことが往々にしてあるのです。

「あの頃、当たり前だったエチケット」も、時が経つと周りを不快にしてしまうことがあります。ファッションのみならず、時代と共に変化する価値観をアップデートすることが大切かもしれませんね。

「エチケットのつもりでも不快感を与えてしまう…」若い世代も要注意…美容師が解説する、みんなが勘違いする“臭い対策”

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