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例えば、60代以降の方々を中心に頭から香ることも多い、あの独特なフレーバー。あの香りは、「四角い緑色のガラスの入れ物」の整髪料の香りです。今でも根強い支持を得ている超ロングセラー商品ですが、付け過ぎると逆効果です。
同様に、部活生がこぞって使う制汗スプレーの香りも、付け過ぎると、体臭と相まって不快に感じる方も多いのではないでしょうか?
メンズの商品は香りが強くなりがち
特にメンズのエチケット系の商品は、「臭いを抑える」と謳いつつ、香水的な香りを強めにしているものも多くあります。
例えばメンズ向けの汗拭きシートなどは、スースーする香りも強めに含まれています。それはエチケットのつもりでいても、香りに敏感な人には不快感を与えてしまうことがあります。
これらの世代間の価値観の差は、ある部分では避けられないことかもしれません。使っている本人が「あの頃の定番」を「清潔感に気を使って」利用していても、周りにとっては不快なことが往々にしてあるのです。
「あの頃、当たり前だったエチケット」も、時が経つと周りを不快にしてしまうことがあります。ファッションのみならず、時代と共に変化する価値観をアップデートすることが大切かもしれませんね。